森羅万象から学ぶ羅針盤「空の深さ(青さ)を知る」

森羅万象から学ぶ羅針盤「空の深さ(青さ)を知る」

「井の中の蛙、大海を知らず」は、狭い世界しか知らない人が、自身の見識の狭さに気づかず、図に乗っている様を表した言葉です。

 そして、そういう見識の狭い人の、取るに足らない意見を「井蛙の見(せいあのけん)」といいます。

 しかし、「井の中の蛙、大海を知らず」には、続きがあるのです。

「されど空の深さ(青さ)を知る」と、続くのです。

 元々は、狭い世界に生きてきて、広い世界のことを知らないという悪い意味で使うことわざですが、後に「されど空の深さ(青さ)を知る」という一節がつけられたそうです。

 学者、研究者と呼ばれる人は、一般的に世事に疎いかもしれません。

 しかし、「確かに、私たちは世間知らずかもしれない。しかし、一つのことを極めたうえで言えることは、物事の本質については、理解しているつもりだ」という矜持が、この言葉には込められているのでしょう。

 いわゆる、象牙の塔で暮らしている学者、研究者のみなさんは、世間知らずで当たり前です。

 しかし、だからと言って、その意見のすべてが、聞くに値しないことにはならないはずです。

狭い世界で、一つのことを突き詰めたからこそ、物事の本質まで知ることができた人の意見は、思わず聞き入ってしまいます。

 その一方で、世の中には、つまらない自尊心に支配されて、狭い了見から様々な議論をする人がいます。

 これは、考え方の差が現れたのです。

仮に、知識を増しても、考え方が狭いため、本当に「井蛙の見」になってしまったのです。

 本当に考え方の優れた人は、空の深さ(青さ)を知ることができるのです。

シンプルライフ×シンプルスタイルと森羅万象から学ぶ人生羅針盤

現在のように、モノが溢れ、何一つ不自由なく手に入る時代になったからこそ、欲望で自分を見失わず、自分に相応しいライフスタイルを確立すべきだと思い、自分にとって不要なものは捨て、一番大切な必要なものを中心に暮らすシンプルライフスタイルこそが、心豊かで、幸福な暮らし方ではないだろうかと考えるようになり、テーマを、喜び生活・喜び仕事・喜び人生・人生そのものを愉しむ生き方を実践しています。

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