森羅万象から学ぶ羅針盤「まずは他人の意見を聞く」

森羅万象から学ぶ羅針盤「まずは他人の意見を聞く」

江戸時代の儒学者・佐藤一斎は、著書『言志四録』(げんししろく)において、「人の言は須らく容れて之を択ぶべし。拒む可からず。又惑う可からず(ひとのげんはすべからくいれてこれをえらぶべし。こばむべからず。またまどうべからず)」と述べています。

 他人の言うことは、まず聞き入れてから、その内容を検討すべきで、最初から拒否したり、上辺だけの意味に左右されたりしてもいけないという意味です。

 頑固な自信家は、他人の意見に一切耳を貸さない傾向がありますが、その一方で、他人の意見にいたずらに流されがちになる人もいます。

 しかし、どんな人でも、まずは他人の意見を聞き入れて、それからその真偽を判断すべきです。

有用なアドバイスを聞かなかったがために、大きな失敗をしたり、チャンスを逃したりする場合があるからです。

 他人の意見を聞いたら、まずは自問自答してみましょう。

 その意見に対して、自分自身はこう思うが、それは正しいのか、有用なのかを判断してみてください。

 分からなければ、信頼できる人に相談することを忘れないでください。

 そして、正しい判断を下すには、常日頃から、いろいろなジャンルの「本物」に接しておくことです。

 そうすることで、定見を持つことができ、他人の意見に対しても、冷静に、客観的に見つめられ、玉石混交から、良いところを取り入れることができるようになるのです。

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シンプルライフ×シンプルスタイルと森羅万象から学ぶ人生羅針盤

現在のように、モノが溢れ、何一つ不自由なく手に入る時代になったからこそ、欲望で自分を見失わず、自分に相応しいライフスタイルを確立すべきだと思い、自分にとって不要なものは捨て、一番大切な必要なものを中心に暮らすシンプルライフスタイルこそが、心豊かで、幸福な暮らし方ではないだろうかと考えるようになり、テーマを、喜び生活・喜び仕事・喜び人生・人生そのものを愉しむ生き方を実践しています。

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